最近、だいこう証券ビジネスのTOBが発表されたため、発表後に注文を入れて購入できるかどうか、利益がでるかどうかを試してみました。
結果をまとめておきます。
*TOB(Takeover Bid)とは、株式公開買い付けのことで、上場企業の株式を、買い取る期間、株数、価格を提示して、市場外で一括して買い付けることを言います。
だいこう証券ビジネスのTOB発表
2020年4月28日に、だいこう証券ビジネス(8692)にTOBを開始することを親会社の野村総合研究所(4307)が開示しました。
発表時の株価551円に対して、TOB価格は920円で、全株式を購入し、完全子会社化を目指します。
既に、だいこう証券ビジネスの株式の過半数を野村総合研究所は保有しているため、本TOBに対抗する第三者が出現する確率は低いと言えます。
従い、920円よりも安くだいこう証券ビジネスの株式を購入できれば、利益が出る確率が高いことになります。
だいこう証券ビジネスの買い注文
昨日、野村総合研究所が、だいこう証券ビジネス(8692)にTOBをすることを開示していたので、比例配分狙いで買い注文を入れてみました。
複数の口座から200,000株以上買い注文を入れましたが、売りが13,400株しかなく、100株も買うことができませんでした。
当然かもしれませんが、残念でした。 pic.twitter.com/4aXulO7u6h
— りはまか@優待株投資×億り人 (@Rihamaka) April 30, 2020
今日は、だいこう証券ビジネス(8692)100,000株の買い注文を出したところ、ストップ高の比例配分で、遂に901円で100株のみ買うことができました😀
明日は、TOB価格の920円弱にサヤ寄せするはずなので、明日上がる(はずの)株を買うことができました。
PTSでは、なぜか950円まで上がったようです。 pic.twitter.com/l6cjrN4X5R
— りはまか@優待株投資×億り人 (@Rihamaka) May 7, 2020
TOBが発表されると買い注文が殺到するため、ほとんどの人は買うことができません。
かなりの数の買い注文を入れると比例配分で、買うことができる場合はあります。
私の場合は、TOB価格の920円に近づく日に漸く100株のみ購入できました。
だいこう証券ビジネスの売り注文
今日は、昨日901円で購入できた だいこう証券ビジネス(8692)100株を918円で返済売りしました😀
GMOクリック証券の信用取引は10万円までは手数料が無料だったようで、金利の9円のみで、1691円の利益となりました。
午前9時過ぎには一瞬のみ、TOB価格(920円)よりも高い922円まで上がったようです。 pic.twitter.com/VsutydRjzd
— りはまか@優待株投資×億り人 (@Rihamaka) May 8, 2020
無事に1日の保有のみで、TOB価格に近いところで、売ることができました。
売った日の終値がなぜかTOB価格の920円まで上がりましたが、結果として、若干の利益がでて満足です。
おわりに
だいこう証券ビジネスは、TOB発表前のPBRの観点からは割安で、PERは妥当な水準で、株主優待も500株保有で2000円相当のカタログギフトと、通常なら買っている株価水準だったのに、保有していなかったことが悔やまれます。
TOB発表後に購入できても薄利のため、TOBやMBOの期待値が高い株式を発表前に仕込む必要があります。
今回のだいこう証券ビジネスTOBのように親子上場は解消される方向にあるので、四季報の大株主欄も丹念に確認していこうと改めて思いました。
*株式投資は自己責任でお願いします。
Best of Luck!