「お金持ちになるために必須のスキルは何か」と問われると、多くのお金持ちはファイナンシャルリテラシーだと答えます。
このファイナンシャルリテラシーについて解説します。
目次
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- ファイナンシャルリテラシーとは何か
- なぜファイナンシャルリテラシーを習得する必要があるのか。
ファイナンシャルリテラシーとは何か。
ファイナンシャルリテラシー(Financial Literacy)とは、「お金の仕組みや法則を深く理解し、自身に有利かつ適切な決定ができる能力」を言います。
ファイナンシャルリテラシーをこのように定義すると一見難しそうですが、結局は四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)と確率論がざっくりと理解できて、使えれば十分です。
人はお金に関する何らかの決断を迫られたときに、対象物にその値段の価値があるのかを考えることになります。
換言すると、いくら支払うこと(「価格」)によって、どの程度の蓋然性で、いくら位のリターンが期待できるのか(「期待値」)を程度の差はあれども、ほとんどの人は考えます。
この時に妥当な「価格」と「期待値」を算出するためには、四則演算と確率論を用います。
例えば、ある優待株に投資するかどうかを検討する場合、現在の株価に対して、その企業の様々な状況(売上、利益、配当、有利子負債、株主優待の内容・金銭的価値等)を分析したうえで、どの位の確率で、どの程度のリターンを期待できるのかをそれらの数字を足したり、引いたり、掛けたり、割ったりした後に、実現可能性(確率)を考えることになります。
なぜファイナンシャルリテラシーを習得する必要があるのか。
日本ではファイナンシャルリテラシーは学校でも、職場でも、家でもほとんど教えられることがありません。
しかし、お金持ちは例外なく、ファイナンシャルリテラシーを習得しているため、お金持ちになるためには必須のスキルであると言えます。
人が現代社会で生きていると、ファイナンシャルリテラシーを用いて決断する必要な事項に日々遭遇します。
- 大学進学VS 就職
- 海外留学 VS ネットスクール
- 賃貸住宅 VS 持ち家
- 預金 VS 投資
- 現金払い VS クレジットカード払い
- 投資信託 VS 個別株
- 自己資金 VS 借入金
このような場合でもファイナンシャルリテラシーを習得していると、より有利で適切な判断ができるようになって、人生がより良くなっていきます。
お金は人が生きていくうえで、なくてはならないツールですが、火、刃物、自動車等と同じように、うまく使えば人の人生を格段に豊かにしれくれますが、使い方を誤れば人命を奪ってしまうこともあります。
趣味で使うモノをリボ払いで買ってしまったり、他人の連帯保証人になってしまったりするとお金によって、身を滅ぼしてしますこともあります。
他方、ファイナンシャルリテラシーを習得して、生活費をうまくコントロールし、資産運用によって、お金に働いてもらうと早期リタイヤすることも可能になります。
もちろんお金がすべてではありませんが、お金があれば解決できる問題も多く、人生の選択肢を増やし、自分が本当にしたいことに集中できるようになります。
従って、お金というツールを理解して、お金にコントロールされるのではなく、お金をうまくコントロールすることで、より良い人生を歩むことができるようになるため、ファイナンシャルリテラシーの習得は人が生きていくうえで、根幹となるスキルと言えます。
今後ブログでファイナンシャルリテラシーについて、具体例を挙げつつ、説明していく予定です。