みきまるの優待バリュー株日誌というブログで有名な「みきまる」さんの「みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト」(パンローリング社)のレビューです。
前作に続き、今作も有益な投資本30冊のエッセンスを抜き出し、コメントされています。
30冊の投資本をすべて読むのは大変ですが、この本を読めば30冊の投資本のエッセンスを学ぶことができるので、とても有難いです。
以下に紹介されている投資本と若干のコメントをまとめておきます。
Contents
第1章 バリュー投資のための10冊
『証券分析 <1934年版>』、ベンジャミン・グレアム、デビッド・L・ドッド
『投資で一番大切な20の教え』、ハワード・マークス
『ピーター・リンチの株で勝つ』、ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド
『ティリングハストの株式投資の原則』、ジョエル・ティリングハスト
『千年投資の公理』、パット・ドーシー
『勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語』、ガイ・スピア
『ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資』、エドガー・バヘンハイム三世
『実践 ディープバリュー投資』、イェルン・ボス
『チャートで見る株式市場200年の歴史』、ケン・フィッシャー
『アノマリー投資』、ジェフリー・A・ハーシュ

「投資で一番大切な20の教え」は、バフェットも推薦するバリュー投資の神髄が学べる本です。
「ピーター・リンチの株で勝つ」は、驚愕の運用成績を残したファンドマネージャーが銘柄の選択を方法を解説する本です。新興市場の株式投資というサイトを運営されている、凄い運用成績を上げられている「みなみ」さんもおすすめの1冊です。
「千年投資の公理」は小著ですが、economic moat(競争力が強く、参入障壁が高いことによる優位性)について、元モーニングスターの著者が分かりやすく解説しています。コロナショックの前に全て現金化したことで有名なすぽさんは、この本をベースに投資されていると思います。
第2章 モメンタム投資のための7冊
『ストックマーケットテクニック 基礎編』、リチャード・D・ワイコフ
『ストックマーケットテクニック2 ワイコフの相場大学』、リチャード・D・ワイコフ
『ワイコフの相場成功指南』、リチャード・D・ワイコフ
『オニールの空売り練習帖』、ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス
『株式売買スクール』、ギル・モラレス、クリス・キャッチャー
『株式トレード 基本と原則』、マーク・ミネルヴィ二
『出来高・価格分析の完全ガイド』、アナ・クーリング

第3章 インデックス投資のための2冊
『インデックス投資は勝者のゲーム』、ジョン・C・ボーグル
『投資家のヨットはどこにある』、フレッド・シュエッド・ジュニア

第4章 『マーケットの魔術師』から広がる世界
『ピット・ブル』、マーティン・シュワルツ
『ヘッジファンドの帝王』、マイケル・スタインハルト
『ブラックエッジ』、シーラ・コルハトカー

第5章 相場心理に関する4冊
『運とつきあう』、マックス・ギュンター
『ゾーン 最終章』、マーク・ダグラス、ポーラ・T・ウエッブ
『賭けの考え方』、イアン・テイラー、マシュー・ヒルガー
『ザ メンタル ゲーム』、ジャレッド・テンドラー、 バリー・カーター

この本を読んで、私のパフォーマンスは確実に上がりました。
第6章 日本の投資家による4冊
『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』、林 則行
『投資される経営 売買(うりかい)される経営』、中神康議、楠木建
『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること』、苦瓜達郎
『図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』、田渕直也

それよりも日本人の書いた本であれば、みきまるさんの下記の本がおすすめです。
株式投資は自己責任でお願いします。
Best of Luck!