今日は、優待バリュー株投資の始祖であり、みきまるの優待バリュー株日誌というブログで有名な「みきまる」さんの優待バリュー株投資入門(日本BP社)のレビューです。
私が投資を始めた当初から、ブログを参考にさせて頂いており、この本は過去15年分のブログの集大成であり、優待バリュー株投資の神髄が200頁程度にまとめられています。
株主優待を楽しみながら、高いリスクはとらずに、ゆっくりと着実に億り人になりたい方には、おすすめです。
私が億り人になれたのは、みきまるさんのブログのお陰で、この本から、さらに学んで、少しでも成長したいと思っています。
ブログの記事をいくつか読んで、合うと思えば、買うと良いと思います。
以下は、本から私が学んだことをまとめておきます。
投資原則
上がり始めた持ち株は売らずに少しくらい割高になっても握力強くホールドする「バリュー株⇒モメンタム戦略」を徹底する。


優待ディープバリュー株投資
負けない優待バリュー株の条件: ①PER×PBR<11.25、②総合利回り(配当+優待)≧ 4.0%


なお、上記の負けない優待バリュー株の選定方法については、「優待バリュー株インデックス投資法」という2016年9月25日のブログでも紹介されています。
パクリュー投資
パクリュー(パクリ+バリューの造語)投資は有効であり続けている

当然ながら、最終的に特定の優待株を真似して購入するのかどうかの判断は自分で行う必要があるため、当該優待株が上がっても、下がっても、自己責任で投資することが重要です。

モメンタム効果
リターンリバーサル(一時的に市場平均よりも低迷していた株は、その後の期間では逆に市場平均を上回る現象)とフレッシュモメンタム効果(ずっと株価上昇が続いている銘柄よりも、価格低迷から脱して上昇に転じた銘柄の方が、価格上昇の勢いで上回る)を使う

また、広瀬隆雄さんの15分でわかるモメンタム投資は、確かに、モメンタム投資を分かりやすく解説してあり、参考になります。
ただ、最近は急騰して急落する銘柄も多く、最高値をつけた後に、急落し始めてすぐに売っても、10%をかなり超えて下げることが多く、実践するのはなかなか難しいですね。

株の売り時
売却と損切りのルール:
①目標株価を決めない。損は切り、利益は放置する。
②株を売るときはテクニカルの視点を持つ。下がり始めたら、迅速に売る。
③100%正しくあろうとしない。
④常に次の再投資先を探し続けておく。
⑤うれしくなったら売る。
⑥大きく買いたい株があったら、持ち株を見渡して、総合戦闘力が最も低いものを手放す。


終わりに

