今日は、「投資で一番大切な20の教え」(ハワード・マークス著、日本経済新聞社)の第4弾です。
これまでのペースだと全20回になりそうなため、各章から一文程度のみ紹介します。
第3章:Value(価値)
For investing to be reliably successful, an accurate estimate of intrinsic value is the indispensable starting point .
投資が確実に成功するためには、本質的な価値の正確な評価が必須の起点である。


第4章:Relationship Between Price and Value (株価と価値の関係)
There's nothing better than buying from someone who has to sell regardless of price during a crash.
急落の際に株価に関係なく売らなくてはならない人から買うのが最善である。

急落の際に買うのは怖いですが、私の経験でも、急落時に買った株式で、利益が出ることが多いので、その通りだと思います。。

第5章:Understanding Risk (リスクを理解する)
”Risk is - first and foremost - the likelihood of losing money.
リスクとは、第一に、お金を失う確率である。
"There's a big difference between probability and outcome."
確率と結果には大差がある。

上がる確率が高い株式を購入しても必ず上がるとは限りません。
世界のどこかのたった一人の買いや売りによって、株式市場では結果を変えてしまうことができるからです。

第6章:Recognizing Risk (リスクを認識する)
Great investing requires both generating returns and controlling risk.
投資で成功するには、収益を生み、リスクをコントロールすることが必要である。


第7章:Controlling Risk (リスクをコントロールする)
The risk is covert, invisible. Once in a while, a "black swan" will materialize.
リスクは、隠れていて、見えない。 時々、「極めて稀なこと」が現実に起こる。

リーマンショックや大震災のように、「まさか」は、忘れたころに起こり、株式市場も時々大暴落します。
こういう時に、信用取引でレバレッジをかけ過ぎていると市場から退場に追い込まれることがよくあります。

第8章:Being Attentive to Cycles (循環/周期に注意する)
I think it's essential to remember that just about everything is cyclical.
ほとんどすべてのことは循環するということを覚えておくことが不可欠だと思う。


第9章:Awareness of the Pendulum (振り子を意識する)
Primarily because of the workings of investor psychology, it's usually swinging toward or back from one extreme or the other.
主に投資家の心理的影響で、一方の極端から、他方の極端に通常振れる。


第10章:Combating Negative Influences (悪い影響と闘う)
The biggest investing errors come not from factors that are informational or analytical, but from those that are psychological.
最大の投資の誤りは、情報や分析が原因ではなく、心理的な原因に起因する。

しかしながら、心理的な原因(特に、欲と恐怖)で失敗することの方がはるかに多いのは、私の投資経験からもその通りだと思います。

各章一文でも、結局長くなってしまいましたが、漸く半分まで来ました。
次回、第11章から最後まで一気に読んでいきたいと思います。