最近の暴落中に、TOBに応募する目的で、澤田ホールディングス(8699)を892円/株で、300株購入してみました。
TOB目的の買いがうまくいくかどうかの記録のために、まとめておきます。
META Capitalによる澤田のTOB
2020年2月20日に、META Capitalが澤田ホールディングス(8699)にTOBを開始することを開示しました。
TOB価格は1050円で、19,859,758株(50.1%)を買い付ける予定です。
同社の代表取締役会長かつ筆頭株主である澤田秀雄氏(29.58%保有)もTOBに応募することになっています。
TOBへの応募が19,859,758株を超えた場合は、按分比例配分となるようです。
仮に全株主が全保有株式を応募しても、少なくとも半分は買い取ってもらえる見込みです。
TOBへの応募期限は、2020年3月24日です。
SBI証券でTOBに応募
SBI証券の口座で澤田ホールディングスの株式を保有していれば、本TOBには、ログイン後に、数クリックするだけで、応募できます。
実際に300株分を応募してみましたが、とても簡単でした。
300株のうち、200株は買い取ってもらえるのではないかと期待しています。
本TOB応募のメリット
今は暴落しているため、TOB価格(1050円)よりもかなりお得に、澤田ホールディングスの株式を購入できます。
2020年3月19日の終値は、900円です。
900円で買える株を1050円で買い取ってもらえるとすれば、お得です。
仮にTOBの対象外となっても、優待株なので、株主優待が頂けます。
1000株までは、100株ごとに1000ポイント(優待カタログで使える)ずつ増えていきます。
本TOBに関するリスク
全株式を購入してもらえるわけではないので、買い取り対象外の株式はTOB後も保有することになります。
TOB後に、大きく株価を下げることになるかもしれません。
また、澤田ホールディングスは割安のはずなのに、なぜ澤田秀雄氏が手放すことに決めたのかも謎のままです。
2020年3月16日に出された適時開示では、澤田ホールディングスは、TOBに対する立場を保留しています。
その理由は、澤田ホールディングスは、ハーン銀行の大株主の変更に伴い、モンゴル中央銀行の承認が必要と考えているためです。
META Capitalは現地の法律事務所を通じて、当局に照会したところ、「承認は不要」との回答を得ていますが、両者の見解に相違があります。
外国のM&Aの当局の承認については、見解が分かれることはよくありますが、この点はそれほど大きな問題ではないと推察しています。
中央銀行の承認が必要であれば、少し時間が必要かもしれませんが、取得できるだろうと思っています。
META CapitalがTOBを撤回することもあり得るのかもしれません。
おわりに
実は、澤田ホールディングスの株式を、あと200株、別の証券会社で保有しているため、SBIに移すかどうかを検討しています。
澤田ホールディングスの株を購入してTOBに応募することが成功するのか、失敗するのか良くわかりません。
それほどリスクは高くなく、利益ができるのではないかと見込んで、試しています。
失敗しても、TOBの経験が積めるので、どっちに転んでも、悪くはないと思っています。
*株式投資は自己責任でお願いします。
Best of Luck!