前回の記事で、ソフトバンクグループ(9984)のソフトバンクビジョンファンド(SVF)の自動車関連の投資先の一部を紹介しました。
今日はその続きで、生産性の圧倒的に高い、幸せな人が増えている未来が垣間見れる、自動車関連の投資先第二弾をを紹介します。
Contents
AI搭載ドライブレコーダー
SVFは、ナウトに出資しています。
運転手と社外の様子を二つのカメラで、同時にAIが分析して、危険を予知して、警告を発する次世代型のドライブレコーダーを開発、販売しています。
自動運転の実現までの人が運転する際の交通事故防止・削減と、自動運転の実現に役立つ技術です。
日本では、ソフトバンク、オリックス、ナウトの三社で、法人向け事業を始めることが、2018年7月20日に開示されています。
自動運転
SVFは、ゼネラルモーターズ(GM)の子会社のGMクルーズにも投資しています。
GMクルーズは、無人のハンドルなしの車の自動運転を開発している会社です。
動画を見る限り、交通量の多い市街地の公道で、人が運転するよりも安全な自動運転が技術的に実現されています。
2019年中には、無人運転タクシーを始める予定という報道もあります。
GMクルーズが目指す世の中は、①交通事故ゼロ、②排ガスゼロ、③交通渋滞ゼロ、というものです。
ぜひ一日も早く実現してほしいですね。
テレマティクス
SVFは、ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(KMT)にも出資しています。
テレマティクス(Telematics)とは、電気通信(Telecommunication)と情報処理(Informatics)を由来とする造語で、移動体に移動体通信システムを利用したサービスの総称です。
ケンブリッジは、イギリスのケンブリッジではなく、アメリカのマサチューセッツ州のケンブリッジからとっており、アメリカの会社です。
運転に関するデータの収集・分析しており、DriveWell「ドライブウェル」というアプリを公開しています。
ドライブウェルを使うと、30日間で安全運転度が上がるそうです。
テレマティクスを利用した保険(テレマティクス保険)も登場しています。
テレマティクス自動車保険では、運転の安全度に応じて、保険料が定められるため、安全運転をされる方にはお得になるように設計されています。
今後、ビッグデータとAIを活用した一人一人に合わせた保険、商品、サービスがますます普及していきそうです。
KMTの動画の初めに紹介されている統計の数字が衝撃的でした。
Every two minutes, five people die and over 400 are injured in vehicle accidents across the globe.
世界では、2分おきに、自動車事故で、5人が亡くなり、400人以上がけがをしている。
今回の三社の事業をみていると、交通事故のない社会にまた一歩近づけそうで、楽しみです。
自動車関連の投資先が他にもありますので、また次回に続きます。
*どの株が短期的に上がるのか、下がるのかは誰にも分かりませんので、株式投資は自己責任でお願いします。
Best of Luck!