スーパーアフィリエーターのマナブさんが推薦されていた、古賀史健さんの「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読みましたので、まとめておきます。
古賀史健さんは、アドラー心理学の超ベストセラー「嫌われる勇気」の共著者として、有名なライターです。
「嫌われる勇気」は、素晴らしい本です。
「嫌われる勇気」と同じくらい、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」も飽きさせることなく、一気に読ませてくれる本です。
Contents
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の要旨
この本は、各章の末尾に、著者によるまとめがありますので、以下はそのまとめを参考にしています。
その気持ちを翻訳しよう
文章とは、頭のなかの「ぐるぐる」を、伝わる言葉に翻訳したものである。
書くことは考えることであり、理解したから書くのではなく、解をえるために書く。
聞いた話を「自分の言葉」で誰かに話すと、再構築・再発見・再認識が得られる。
文章は「リズム」で決まる
文章のリズムは論理展開で決まる。
接続詞を意識すれば、文章は論理破綻しにくくなる。
句読点、改行、ひらがなを多めにして、視覚的リズムを作る。
断定で、文章にリズムを持たせる。
構成は「眼」で考える
文章の面白さは構成で決まり、導入が重要。
論理的な文章は、①主張、②理由、③事実で構成されている。
読者の椅子に座る
特定の読者「例:10年前の自分」を想定する。
説得するのではなく、「自分事」にすることで、納得させる。
仮説を提示して、一緒に検討することで、読者を引き込む。
起「転」承結で、読者を巻き込む。
自分で理解できたこと以外は書かない。
原稿にハサミを入れる
推敲とは、ハサミを使った編集である。
「もったいない」は最大の禁句である。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」から学んだこと
総じて、文章の書き方が、分かりやすく説明されていて有益でした。
文章の書き方の実践的なアドバイスは上記にまとめたとおり、役立つ点がたくさんありました。
文章の書き方に加えて、あとがきに書いてあった、「読むのもいいが、とにかく書こう」に特に共感しました。
確かに、本をどんなにたくさん読んで、インプットしても、アウトプットがなければ、生産性はゼロのままです。
従って、生産性の観点からは、結果としてのアウトプットが大切です。
また、考えがまとまっていない段階でも、書きだしてみることで、理解が促進されて、考えがまとまっていくので、書くことがとても有益であることを再認識できました。
文章の書き方を学びたい人におススメの一冊です。